Life Local Coffee Global

バリスタと我と経営と...

未来に投資してきた自分へ

未来に投資してきた自分へ

 

 

*この記事はこれまでの人生で、常に未来へ投資してきた自分に対する備忘録的な内容です途中話が紆余曲折すると思いますが、感じたままに綴っており勘弁願いたい。

 

 

"人生死ぬまで先行投資"

 

これは僕の座右の名だ

恐らくこの考えはこれまでもこれからも変わらないだろう
僕は生きることは修行だと思っている
修行とは苦だけではなく苦楽であり、苦楽は未来への投資によってレバレッジがきく

 

自分という生命体が生まれた現世で何を学び修行するのかは、自分らしく誰のためでもない自分のために生きるということ


では自分が生きていると実感できる充実した時間それは未来に向かって歩んでいる時だ。

 

死ぬまで先行投資とは投資に対する金銭リターンを求めるわけではなく、未来がなんとなく視えて、それに気づいた一部の人間がいて、なんとなく自分にもできそうで...そんな投資という自分だけの冒険がなにより楽しいのだ。

この楽しさは投資予測が的中する快感は知りえたものにしかわからないのだと思う
内気でシャイで人見知りで...そんな性格は幼少のころから今も本質的にはかわらないのだが、そんな性格の自分がワクワクすることが近未来を予測することだったのだ。

 

小学生は典型的な野球少年だったが自分の考えが周りと少し違うなと感じていたことがある、それは攻撃より守備のようが好きだということ。

いま思えばバッティングもディフェンスも相手の行動を予測をする事自体に変わりはないのだが、当時はとにかくディフェンスが大好きだったのだ。

理由はポジションがセンターだったから
センターはキャッチャーと同じく全体を俯瞰できる
ピッチャーの投球フォーム、球威、コントロールなどのデータと相手バッターのスウェイングを照らし合わせたうえで事前にポジショニングをとり、さらにピッチャーが投げたタイミングでバッターが打つ前に打球コースを予測し行動をおこす。

こんなことを毎回しながら自分で修正し精度を高めていくと、この予測が見事に的中するのだ!

身体能力は低く脚も遅かった自分が右中間、左中間をぬけるかぁという打球に間に合ってキャッチできる快感は何者にも代え難いものがあった。

 

この予測があたる快感は、そのための準備をいとわない
そう、当たる筈の未来には惜しまず先行投資をするのだ

 

そんな考えは方はその後のキャリア形成に大きく影響している。
高校生から始めたゴルフや、恋愛、はたまた起業に至るまで、"今”よりも"未来"を最優先し、未来のための今を生きてきた。


そんな投資は良いことばかりではなく外れもあるし、苦しいことは当たり前ようにあったのだが自分にとっては苦しいことも含めて本当に楽しかった。

 

いや楽しかったのだ...

 

あの頃から月日が経ち

 2005年に起業して10年、2014年に起業して半年

 

この未来への投資というスタンスに変わりはない
でも今は30代も後半という年齢になり責任も背負うものも増えた今、そして事業を営む中で未来に先行投資することに臆病になってきた

投資というリターンを得るためのリスクがめちゃくちゃ怖くてたまらない
リターンまでのプロセスが現在進行形だと明るい未来が遠くに見えていても目の前にある暗闇が怖いのだ

 

自分一人ならいくらでもリスクは取る 取れる!
でも今はリスクを取ることで、取り続けることで周りの多くの人に心配をかけ、時に迷惑をかけることに繋がってしまう怖さ

 

自分のこれまでの考えは間違いだったのか?

未来に投資することはいけないことなのか?

これまでに払った多くの犠牲、リスクは無駄だったのか?

これまでの自分の人生は間違いだったのか???

 

想う 迷う 悩む

 

夜が眠れない。。。

集中力散漫。。。

アレルギー湿疹。。。

 

そんな日々が続く毎日に

 

「楽しそうだね」
「やりたいことやれていいね」
「自分を貫けて羨ましい」

そんな風に言ってもらうこともあるが、その裏側には

こんな”今”が続いている

水面での笑顔の影には水中での恐ろしい程の葛藤があるんだ

 

こんなこれまでに経験したことの無い未知なる恐怖

 

もう一度自分に問う

 

「これまでの自分の人生は間違いだったのか?」

 

答えは未だに見つからない 見つけれない

 

でも

 

答えを見つけるため鍵は見つかった気がする

いや教えてもらったんだ 

気づかせてもらえたんだ

 

それは未来を実現するための"今"にもっと注視するってこと!

"今"を最優先するってこと

 

ゴールを設定してもスタートがわからなければルートは設定できない

そう、今の僕は地図の見方がわからない方向音痴になっていたんだ
自分の居場所があり、目的地があってはじめてルートが設定できる

それは事業でも登山でもヨットでもゴルフでも同じことだ

 

この過去でも未来でもない”今”というニュートラルなポジションの大切さを気づかせていもらった。

このことは自分がこれまで多くの人にアドバイスしてきたことなのに、やっぱり自分のことは俯瞰して視れないもんだ、少年時代の野球のようにはいかないなぁ

 

さぁ人生という果てしなきキャンバスの現在地がようやく俯瞰して視えた

 

今日から"今"という日から人生の航路を進もう

 

f:id:specialty:20070606173432j:plain